「自然からのおすそわけ」をテーマに、木と土で造り上げた自然素材の家。木立のなかで空を見上げたときに葉の間から漏れてくる木漏れ日や、頬を撫でる風を家のなかにも取り入れたいと考えたのが、木+土＝「杜の家」です。

躯体は土壁と四国産の木を使い、目に見えないところにも本物にこだわっています。もちろん、人が直接触れる場所にも自然素材の木々を使っており、フローリングは足ざわりが良く耐久性のいいナラの無垢を採用しました。

そして風と光を取り入れる窓は、方角や風向きを考慮して設計しています。風は入口だけでなく出口が必要です。それは土地の条件によって異なりますが、それらを加味して窓の配置を決めることが自然と共存しながら心地よく暮らすために欠かせないのです。