日常のワンシーンさえドラマチックに
S邸
大きな窓に映し出された青い空と緑の芝。その窓に沿ってアイアンの階段が2階へと伸びています。「家に帰るとほっとくつろぐのと同時に、洗練された空間に気持ちが浮き立つような感覚も味わっています」。家をときめく場所に変えてくれるのは、使いやすさと美しさを備えたデザインに秘密があるようです。
家事動線はコンパクトにまとめ、ランドリースペースも確保して使いやすく設計。キッチンは調理、食事、後片付けの流れを考えてベストな位置に置くなど、計算されているのが分かります。
前川材木店との家づくりを振り返って、「施工中の家に入ったとき、そこかしこに大工さんに向けた指示が書かれてありました。言葉で伝えるだけでなく書いて伝えることで、現場とのブレがないようにしているんだなと思って安心感がありました」と教えてくれた奥さま。施主と工務店の関係においてもその信頼感は大きく、「きっといい家になるはず」という期待につながっていたといいます。
空間デザインが日常の風景を美しく切り取る住まい。普段の何気ない瞬間さえ愛おしく、特別な気持ちにさせてくれます。