時が味わいとなる家
木田郡I邸
美しいナラの・・・
焼杉板、漆喰、瓦屋根…。日本家屋のエッセンスを取り入れながら、現代の暮らしになじむモダンな間取りやデザインを取り入れた住まいです。
施主様の希望は「落ち着く和の家」、そして「住むほどに味わいが深まる家」というものでした。まず、落ち着く空間としてヒントを得たのが旅館でした。旅先にいながら落ち着く空間には、機能的でありながらも彩りや雰囲気があります。ここでは間接照明や壁面タイルなどを取り入れることで、少し非日常を感じられる空間演出を心掛けました。
そして、経年による変化を味わいに感じられるよう素材はすべて本物を採用。アプローチにあえてアンティークの長石を配しているのも数年後の雰囲気を見越してのことです。自然素材は時間が経っても朽ちるのではなく、味わいになるのが最大の魅力です。