窓一面に広がる瀬戸内海
観音寺市 E邸
海沿いの静かな町にE邸はあります。
せっかくのローケーションを生かそうとこれまで納屋があったところを壊し、新たに2階建ての住まいを作りました。「昔は堤防が低くて背伸びしたら海が見えていたんですが、堤防が高くなってからは見えるのはコンクリートの壁だけで味気ないものでした。私たちが住んでいる住居からは、わずかに海が見える程度で、海沿いに暮らしながらあまりその良さを実感できずにいたんです。」せっかく新たに家を建てるのなら自分たちが暮らしを楽しめる空間にしようと「海が見える自然素材の家」をコンセプトに掲げたのです。
E邸は景観を生かすため、2階をLDKにしています。海に向かって窓を取り、刻一刻と変わる瀬戸内海の表情を楽しむことができます。見事なまでに景観を味方にした空間は「自然と調和する住まい」を強みとする前川材木店の真骨頂。時間の流れを楽しむことができ、大人の暮らしにふさわしい住空間です。これから新たな暮らしを前に「改めてふるさとの良さを感じることができた」と語ってくれたご主人。その笑顔を瀬戸内海に沈む夕陽が照らし出していました。